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こんにちはー!
旅が大好きな薬剤師のぽっけです🐿️
年に10泊以上、気ままに旅をしながら、その土地の景色やごはん、そして人との出会いを楽しんでいます。
夏の旅行って、普段よりも歩く距離が長くなったり、汗の量もぐんと増えたりしますよね。
そんなとき気になるのが「結局、何を飲めばいいの?」という水分補給の疑問だと思います🌞
今日はこの疑問に、薬剤師としての目線からお答えしていきますね。
※この記事は情報提供を目的としています。
体調に不安がある場合は医師・薬剤師にご相談ください。
結論:ふだんの水分補給に経口補水液はおすすめしません
OS-1に代表される経口補水液は、実は「病者用食品」に分類されるものなんです。
ちなみに、OS-1の1日あたりの摂取目安量は、学童〜成人(高齢者を含む)で500〜1000mLとされています🥤
脱水状態に合わせて量を調整するのが基本で、ゴクゴクと際限なく飲むものではないんです。
(参考:幼児は300〜600mL/日、乳児は体重1kgあたり30〜50mL/日が目安です)
いわば飲む点滴のようなイメージで、体調を崩して脱水気味のときに、体にすばやく水分と電解質を届けるために設計されています。
そのため、元気なときに普段づかいでゴクゴク飲むものではないんです。
理由は、塩分(ナトリウム)がしっかり多めに設計されているから。
日常的に飲み続けると、知らないうちに塩分の摂りすぎにつながることがあります。
特に高血圧の方や塩分制限をされている方は、少し注意しておきたいポイントです。
「じゃあ熱中症になりそうなときはどうすればいいの?」と思いますよね。
実は経口補水液、そういう緊急時にはとても頼りになる存在なんです。
この使い分けこそが、今回の記事でいちばんお伝えしたいことです✨
詳しくは後半の応急処置のパートでご紹介しますね。
経口補水液とスポーツドリンクの違い
「経口補水液」と「スポーツドリンク」、似ているようで実はけっこう違うんです。
代表的な3つの飲み物を、100mlあたりの塩分・糖分の目安で比べてみますね。
| 飲み物 | ナトリウム(目安) | 糖分(目安) | タイプ |
|---|---|---|---|
| OS-1(経口補水液) | 約115mg | 約2.5g | 病者用食品 |
| ポカリスエット | 約49mg | 約6.7g | 清涼飲料水 |
| スカイウォーター(規定濃度) | やや控えめ | 約1.8g | 清涼飲料水(粉末) |
※上記はメーカー公表値をもとにした目安です。ロットや製品によって多少前後することがあります。
ざっくり整理すると、こんなイメージです。
- OS-1:電解質多め・糖分控えめ→脱水時の応急処置向き
- ポカリスエット:糖分やや多め→運動時のエネルギー補給向き
- スカイウォーター:糖分控えめ・すっきり系→日常の水分補給や旅行向き
それぞれ得意なシーンが違うので、目的に合わせて選んであげるのがポイントです🐿️
ちなみに、スポーツドリンクにもうれしいポイントがあります。
糖分には、腸から水分を吸収するスピードを助けてくれる働きがあります。
そして塩分(ナトリウム)には、体の中に水分をとどめておく働きがあります。
つまり、糖分と塩分がバランスよく入っている飲み物ほど、水分の吸収効率が高まりやすいんです。
ここで少し専門的になりますが、飲み物には「アイソトニック」と「ハイポトニック」という分類があります。
図で見てみると、イメージがつかみやすいと思います。
アイソトニックは、体液とほぼ同じ濃さの飲み物です。
ポカリスエットやアクエリアスなどが当てはまり、糖分がやや多めに作られています。
そのぶん、体にゆっくり水分が入っていくイメージです。
一方のハイポトニックは、体液よりも薄い濃度の飲み物です。
スカイウォーターやOS-1などが当てはまり、アイソトニックと比べて体に水分が入ってきやすいのが特徴です。
中でも経口補水液は、このハイポトニックの中でもすばやく体に水分が届くように設計されています。
まとめると、アイソトニックは水分補給よりもエネルギー補給向き、ハイポトニックはエネルギー補給よりも水分補給がメインという違いがあります。
旅行中にどちらを選ぶか迷ったときは、この違いを思い出してみてくださいね🐿️
旅行中の水分補給におすすめの飲み物
結論からお伝えすると、旅行中の水分補給にはクエン酸や、汗で失われるミネラルに近い成分を含む飲み物がおすすめです。
その中でも、ぽっけが旅先でよく持ち歩いているのがスカイウォーターです🎒
粉末タイプなので荷物がかさばらず、移動前に水に溶かすだけなので、旅行の持ち物として本当に優秀なんです。
スーツケースのすきまにポンと入れておけるので、荷物を軽くしたい旅行のときにぴったりですよ。
飲むタイミングも大切なポイントです。
喉が渇いたと感じる前に、こまめに少しずつ飲んでおくのが理想的です。
喉の渇きを感じたときには、すでに軽い脱水が始まっていることもあると言われています。
観光で歩き回る前や、電車・バスの移動前後などに、一口ずつ取り入れる習慣をつけておくと安心です☀️
ぽっけが愛用しているスカイウォーターはこちらからチェックできます。
旅先で「熱中症かも?」救急車を呼ぶべきサイン
結論として、次のような様子が見られたら迷わず119番していただきたいです。
- 意識がない、または呼びかけへの反応がおかしい
- 痙攣(けいれん)している
- 自力で水分が飲めない
このような状態のときは、無理に水分を飲ませようとしないであげてください。
意識がはっきりしない方に無理やり飲み物を口に入れてしまうと、誤って気管に入ってしまう誤嚥の危険があるためです。
旅先は、いつもの生活圏と違って土地勘がなく、頼れる病院がどこにあるかも分かりにくいものですよね。
「これくらいで救急車を呼んでいいのかな」と迷う気持ち、すごくよく分かります。
でも、旅先だからこそ、迷ったら呼んでいいんです。
ためらう時間がもったいないくらい、体は大切ですから🙏
同行者・家族が熱中症になったら:応急処置4ステップ
ここでは、意識があって、汗をたくさんかいている場合を前提にお話しします。
もし旅先で「あれ、様子がおかしいかも」と感じたら、次の4つのステップを思い出してみてください。
- 涼しい場所へ移動する:クーラーの効いた屋内や、日陰など
- 衣服を緩める:ベルトや襟元など、体を締め付けているものをゆるめる
- 首・脇・足の付け根を冷やす:太い血管が通っている場所を冷やすと、効率よく体温を下げやすいと言われています
- 経口補水液を飲ませる:ここでようやく、OS-1などの経口補水液の出番です
そうなんです、経口補水液が本領を発揮するのは、まさにこの場面。
脱水気味の体にすばやく水分と電解質を届けてくれる、頼もしい存在に変わります💪
これらの処置をしても様子が改善しない場合や、逆に悪化していくように感じる場合は、ためらわずに受診・119番をお願いします。
まとめ
最後に、今日お伝えした使い分けをもう一度整理しますね。
- 日常・旅行中の水分補給→スカイウォーターなどの飲み物がおすすめ
- 熱中症の応急処置→OS-1などの経口補水液の出番
そして、迷ったときの合言葉はこちらです。
意識がおかしい・けいれん・水が飲めない、このどれかがあれば迷わず119番。
正しい知識を持っておくだけで、いざというときの安心感がぐっと変わってきます。
今年の夏も、水分補給を味方につけて、楽しい旅の思い出をたくさんつくってくださいね🐿️
※この記事は情報提供を目的としており、特定の症状に対する診断・治療を推奨するものではありません。
症状が気になる方は医師・薬剤師にご相談ください。


